No,237 Leonard Cohen "Popular Problems"
01. Slow
02. Almost Like The Blues
03. Samson In New Orleans
04. A Street
05. Did I Ever Love You
06. My Oh My
07. Nevermind
08. Born In Chains
09. You Got Me Singing
「深い ! !」
シンガー・ソングライターであり、詩人でもあり、小説家のレナード・コーエン。80歳!になってしまった彼の新譜、"Popular Problems" を聴いた率直な感想です。
訳詞が無いダウンロード版を購入して聴いたにも関わらず、「深い」と思ってしまう。歌詞の英語はわからないが、音楽、サウンド、全てが深すぎます。まぁ、当然そう感じたのは私だけではなく、全世界のロックファン、いや、音楽ファンが同じ感想を持ったことでしょう。(まだ買ってない方は、歌詞対訳付きの日本盤CDをおススメします)
02. Almost Like the Blues
レナード・コーエン聴いたことのない方は、このアルバムを聴くことをおススメしません。あまりにも音楽が深すぎるので、「ん?」と思ってしまうはず。過去の代表曲が収録されたベスト盤を聴き込んだ後に、"Popular Problems" や、前作 "Old Ideas" を聴くことを「強く」おすすめします。また、レナード・コーエンの作品は多くの著名なロック・アーチストにカヴァーされているので、そちらから入るのもいいかと。そういう私も、レナード・コーエンを聴くキッカケは、R.E.M.がカヴァーした "First We Take Manhattan" なのです。
私は、このブログを書く前に、取り上げるアルバムを最低5回は聴きます。当然 "Popular Problems" も聴き込んだのですが、1回目に聴いたときには味わえなかった「音楽のコク」というものが、5回目くらいでは感じられました。これにはまってしまって、ここ2〜3日は毎日2回は聴いています。聴くたびに新たな発見があったりして、飽きがきません。なんとも不思議なものです。
レナード・コーエンの作品には、人間が持つ「喜怒哀楽」がギッシリと詰まっています。しかも独特のバリトン・ヴォイスで切々と歌う様は聴いた人の心の中にジワ〜と入り込み、もう抜け出せない。音楽と文学が融合した類い稀なアーチストだと思う。同時期に生きていたことを幸せに思うし、新譜が聴ける喜びをかみしめたい。
Bob Dylan もそうですが、曲を作り、レコーディングし、アルバムをリリースし、ツアーする、という一連の流れは、まだまだやりたいことがあるという証拠でしょう。その時でしか表現できない作品はあると思います。その時々の一番やりたい表現を作品に込める。カッコいいですね。
"Popular Problems" Full Album
PERFORMERS:
Leonard Cohen - Vocals
James Hurrah - Guitar
Joe Ayoub - Bass
Patrick Leonard - Keyboards
Brian Macleod - Drums
Alkexandru Bublitchi - Violin
Ivy Skoff - Contractor
Charlean Carmon - Vocals (Background)
Donna De Lory - Vocals (Background)
Dana Glover - Vocals (Background)
PRODUCTION:
Patrick Leonard - Producer
Jesse E. String - Engineer, Mixing
Bill Bottrell - Mixing
Stephen Marcussen - Mastering
Kezban Özcan - Associate Producer, Photography
Michael Petit - Booklet Design
Ed Sanders - Mixing Coordinator
Naomi Scully - Mixing Coordinator
WEB:
Official Site
Source:
http://ift.tt/1uYiAYo